別の都市へ

娘から相談がありました。今入っている学校の校舎が、少し離れた田舎町にあって、後半はそちらに移ってみたいということでした。

今いる都市は、日本人の留学生が多いというのが一番の理由のようです。昨年はそれでだいぶ辟易していたので。

同じ学校なので、移動にかかる費用を除けば、今収めている学費をそのまま使ってよいとのことでした。

私は予想もしなかった思いつきですが、やってみたらいいのではないかと思っています。ただの思いつきだとしても、また別の挑戦をすることで学ぶことも出てくるでしょうから。

旅行中のトラブル

娘は、この週末、韓国人の友人らと、パックツアーを使って小旅行。バスの行程が長い旅なのですが、途中でタイヤがパンクし、ずいぶん大変だったようです。

携帯の電波が通じないところで、お店を探して連絡したらしいのですが、そんな場所ですから、修理の車が来るのに２時間くらいかかったそうです。その後は、バスが安全運転になって、予定を大幅に遅れてホテルに到着したようです。

食事はハンバーガーを食べたと言っていました。

よそでは見られない景色を見ることができたようで、そんなトラブルも、後になったら旅の楽しい思いでの一つになるのでしょうが、さしあたってのその場では、トラブルも旅の楽しみの一つなんて考える余裕はないかもしれません。

誕生パーティの料理

娘のホームステイ先で、そこの息子さんの誕生パーティがあったそうです。参加者は３０人くらいはいたとか。

何より娘が驚いていたのが、メインの料理。ブタの丸焼きが出てきたそうです。料理はほとんど、ホストファミリーの母国、フィリピンのものだったそうです。

キャツサバで作り、バナナの葉で包んだちまきのようなものもあったようです。なかなかおいしかったと言っていました。

テストのテーマ

娘の週末のテストのテーマは、「あなたの住んでいる街の人々は礼儀正しいかどうか、理由とともに述べなさい」という感じのものだったようです。

理由が思いつかないと言っていましたが、結局、電車やバスの中での様子を例にして答えたそうです。

学習するトピックと、テストで問われることが、私たちが語学を学ぶときの一般的なやり方とはまったく違っていることに気づかされます。

やっぱり今回も行かせてよかったと改めて思っています。

そういえば、私が子どもの頃には、１ドルが３６０円というレートで、留学することなど庶民にとってはまったく現実的なことではありませんでした。全国平均をやや上回る程度の私の年収でも娘を留学させられるのは、プラザ合意以降の円高のおかげでもあります。

ウクライナ人の学生

娘のホームステイ先に、ウクライナ人の女性が新たに来たそうです。

ウクライナで働いていた銀行が、ロシア資本になったことをきっかけに仕事をやめ、語学を磨いて、新しい仕事を探そうとしているそうです。

きれいなイギリス英語を話す彼女によると、ウクライナ人には、母国に見切りを付けた人が多いらしいです。

政治的な問題から祖国を離れ、他国で職探しをするような人と知り合いになるというのは、それだけでも世界が大きく広がる気がします。日本で生まれ育ったら、想像もできないような生き方です。

その後の経過

その後、娘は順調に語学学校に通っているようです。

金曜日はテストの日。点数を聞くと、まずまずの結果です。また、週末にはいろいろイベントもあるようで、楽しくやっているようです。

仲のいい友だちもできて、同世代のブラジル人（男性）とよく食事をしながら話をしているとのことでした。

今の学校には、大学への進学を考えている人が多いようで、その意味でも、話の合う相手がたくさんいて、いろいろ情報収集もできているようです。

銀行への送金も無事できて、買い物はクレジットではなく、デビッドカードが使えるようになりました。クレジットの場合、為替レートが変わらなかったとして、両替の手数料の分が上乗せされます。