私の甥っ子が、小学校に入学したばかりの息子を連れて、久々に帰省していました。朝から、その子へのプレゼントにする本を探しに、娘と一緒に書店めぐり。私のイメージするものと、娘が思いつくものはなかなか一致しませんでしたが、最終的には娘が選んだものに決めました。
兄の家に行ってそれを渡した後、これも久しぶりに娘と街に出かけました。娘が見つけてきていて、以前から気になっていた地元の作家の絵が、いくつかの場所で展示されているので、それを見るためです。
一軒目のカフェでコーヒーを待つ間に眺めた後、軽い昼食を摂り、二軒目の古物商へ。そこでは店主が作家についていろいろ教えてくれました。娘が教えてくれて私が見ていたのは、カレンダーになった油絵で、展示作品は、ほとんどが墨かペンで描かれた植物の粗い素描でした。
その作家は、色は絵を邪魔すると言っていたそうです。その人は、田舎に引っこんで質素な生活を送りながら絵を描くようになったそうなのです。
私が惹かれたのは、それぞれの場所に1枚ずつしか飾られていなかった油絵で、帰ってから聞くと、娘も同じことを感じていたようでした。
絵を見たせいかどうか分かりませんが、帰宅してから、娘は突然絵を描くと言い出して、庭に出ました。以前、絵を描きたいのでと求められて、小型のイーゼルを作っていたのですが、それと椅子を据えて、何やら描き始めました。
終わった後、見たいかと聞くので、見なくていいと答えると、見せる気もないという返事が返ってきました。好きなものを好きなように描けばいいと言っておきました。
今日はお節句なので、菖蒲湯を入れましたが、娘は珍しく早めに風呂に入りました。
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