娘が4~5歳の頃のことです。
私の友人宅を訪ねて、ヨーロッパに遊びに行ったことがありました。言葉の通じない友人夫妻にかわいがられ、娘ははしゃぎまわっていました。
その後、家族であちこち回ったのですが、もっとも印象に残っているのは、ある観光地で出会った見知らぬ老婦人が、すっと手をさしのべて娘の手を取り、案内をしてくれたことです。
もちろん言葉は分からなかったと思いますが、幼い娘は、何の疑問も感じている風ではありませんでした。その建物の由来や、そこにあったものについて、いろいろ説明をしてくれたのを、分かったような顔をしてついていっていました。
そんなことが何度か続けて起こりました。あ、この子は、言葉の背後にある何かを受け取ることができているのだと、大げさですが私は思ったのでした。
私の友人宅を訪ねて、ヨーロッパに遊びに行ったことがありました。言葉の通じない友人夫妻にかわいがられ、娘ははしゃぎまわっていました。
その後、家族であちこち回ったのですが、もっとも印象に残っているのは、ある観光地で出会った見知らぬ老婦人が、すっと手をさしのべて娘の手を取り、案内をしてくれたことです。
もちろん言葉は分からなかったと思いますが、幼い娘は、何の疑問も感じている風ではありませんでした。その建物の由来や、そこにあったものについて、いろいろ説明をしてくれたのを、分かったような顔をしてついていっていました。
そんなことが何度か続けて起こりました。あ、この子は、言葉の背後にある何かを受け取ることができているのだと、大げさですが私は思ったのでした。
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